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zoom RSS 鉄道再建が・・・

<<   作成日時 : 2014/12/23 13:50   >>

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巨額の資金がつぎ込まれた国鉄の再建事業ですが、鉄道の運営権を買い取ったオーストラリアの会社が撤退すると表明しました。Cambodia Dairyの見出しは『トール社、利益が出ないので逃げ出す』。読んでみると撤退せざるを得なかったようです。

鉄道再建プロジェクトが開発の失敗や多くの住民の移転に悩まされたあげく、オーストラリアのトール・グループは、カンボジア国鉄につぎ込んだ株式を売却した。トールは12月22日「カンボジアのロイヤル・グループとの合弁事業の55%の株式の重荷を下ろした」と公表した。

トール・グループの Brian Kruger社長は書簡で 「この決定は、営業の権益を処分することになるので容易に決められなかったが、長年にわたり想定利益を下回っていたので決断せざるを得なくなった。この二年間、外部業者による鉄道の修復作業が遅延や失敗で運用を妨げてられていたので、ついに鉄道の存続ができなくなった。・・・ただロイヤル・グループへの後方支援は続ける。」と述べている。

2009年、トール・ロイヤル鉄道は、カンボジア政府より30年間の鉄道営業権を授与された。またプノンペン郊外Samrong地区に貨物ターミナル建設する権利も保有していた。

トール・ロイヤル鉄道の契約は、アジア開発銀行とオーストラリア政府による1億43百万jの鉄道再建計画の一部で、プノンペン〜シアヌークビル(254`)とプノンペン〜ポイペト(388`)の2路線が復旧される予定だった。

アジア開発銀行は,沿線住民4000家族以上の移住と補償を失敗したことが内部監査で露呈し、年内にも調査するはずだった。またレポートで貨物ターミナル予定地のSamrong地域が棚ざらしにされていることに着目している。アジア開発銀行によれば、シアヌーク路線は完成したが、ポイペト路線は、資金不足で未完成のままとのこと。

運輸省の鉄道局Borin氏は、貨物ターミナルの建設が着手されているかについてコメントを控えた。トール社は、5年間の営業でどのくらい赤字を出したか、また55%の株をいくらで売却したか詳細は明らかにしなかった。ただトール社が、採算割れの投資先であるロイヤル・グループとの合弁事業を解消したのは事実である。

記事は、以上です。

この鉄道再建事業は、今年8月放映されたNHKアジアの立志伝『戦禍からの復興〜キットメン(ロイヤルグループ)』で成功エピソードの一つとして取り上げられました。

キット・メン氏率いるロイヤル・グループが、単独で事業を継続するのか・・・コメントは取れていません。


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